Preparedness





「いってきます」
やさしく微笑んでカイルは部屋をでていった。


もうすぐ王子が遠征から帰ってくる。
そしたら彼はもうこの部屋に帰って来ない。


「かわりなんてごめんだ…」
そう、俺は王子の代わり。
でもソコヘ漬け込んだのはおれ自身。


どうしても欲しかった。
最初は王子への対抗意識だとおもってた。
リオンもカイルも城のみんなにも必要とされて…
俺も誰かに必要とされたかった、それだけのつもりだった。


でも今は違う。
どんなに、甘く・優しくしても彼はもどってこない。
それが無性に悔しい。


「はっ!やっぱり代わりなんてごめんだ…」
必ず彼は奪ってみせる。
たとえ全てを犠牲にしても、だ…






+-+-+-+-後書きという逃げ道+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
ロイカイ第2弾ですたが、いかがだったでしょうか?
ロイ君がかなり暗い人に…
っていうかカイルが悪いお兄さん…OTZ
こんなssでも楽しんでいただけたら幸いです(・∀・)ノシ

(タイトルですが、英語が激しく苦手なので意味が違っていたら
教えてくださいOTZ)