自分で、自分が分からないなんて初めてだった。。。
コイゴコロ_3
「ょぉ刹那、今からシュミレーションか?」
「・・・ぁぁ」
廊下を正面から歩いてきたロックオンに声をかけられた。
食堂での一軒以来、刹那は故意にロックオンを避けることはし無くなった。
ただし、相変わらず口数は少なかったが。
「なんだよ、相変わらず無愛想だなぁ」
ははは、と笑うロックオンに対して、
なんだよと言われてもコレは性格だから仕方が無い。
と心の中で反論した。
「時間が迫っている、行っても構わないか?」
「ぁぁ、悪いな急いでるところ、それより笑ったほうがいいぜ?お前可愛い顔してんだからさ」
か、可愛い?
「何を考えているんだ?」
怪訝そうな顔とともに刹那から大きなため息が漏れた。
「そうだぜ?お前たぶん自分が思ってる以上に整った顔してるぜ?」
相変わらず、何を考えているのかわからない奴だと思った。
こんな自分を「可愛い」などと表現するなんて。
「今のは誉めているつもりなのか!?」
男に可愛いといわれても何も嬉しいはずがない。
勿論、女に言われたってそうだ。
「無論、誉めてるつもりだぜ?」
何か悪い事言ったのか?と言いたげな顔をしている。
ロックオンはどうやら本気で先ほどの言葉を口にしたらしい。
全くなんてことかんがえてるんだ。。。
そう考えるとまた刹那の口からため息が出た。
「なんだ?嬉しくないのか?」
「・・・嬉しいわけないだろう」
また、一つ大きなため息をついた。
コイツの頭の中はどうなってるんだ?
刹那は呆れはてた顔をしていた。
「悪いがもういくぞ?」
「ぁぁ、悪いないそいでるんだったけ」
スマン、スマンと連呼するロックオンを置いて、シュミレーションルームへ向かった。
シュミレーションをスムーズに終えることが出来た。
それにしてもさっきの「可愛い」発言はなんだったんだ。。。
自分はそんな風に見えていたのか。
確かに自分は身長面では勝ててい、ソレは認めよう。
でも、まさか自分が一人前の男として、大人として見られていないのだろうか。
そうの考えにいたった瞬間何故か刹那は大きなショックを受けていた。
ショック?何故ッ自分はショックを受けているんだ?
別に気にする必要はなにのに。。。
食堂はいつもにぎやかだ。
特に彼、ロックオンの周りには特に活気があった。
刹那はあの「可愛い」発言がどうしても気になっていた。
気に留める必要など無いと自分に言い聞かせても、
どうしても気になってしまっていた。
それいらい、ロックオンの姿を自然に追うように、探すようになっていた。
自分の事なのになぜかわからなかった。
「ぉ、刹那!お前もこっち来て飯食えよ!」
ロックオンから声をかけられた。
声をかけられる前から彼の姿を見つけていたのだが、
何故か自分から足を向けることが出来ずにいた。
さも、今気付いたようにロックオンの元へ向かった。
「ぉぃ、誰か席あけてやってくれ」
「ぉぅ、いいぜ」
食事を終えていた一人が席を開けた。
「悪いな。刹那、ココこいよ」
呼ばれるままに刹那は素直に座った。
「なんだお前!またそれだけしか食べないのか?」
そういうと、自分のトレイから刹那のトレイにおかずを一つ刹那のトレイへ移した。
「いらん」
そう言うと刹那は移されたおかずをロックオンのトレイへと移した。
「なんだよ、だjから大きくなれないんだぜ?」
「別に構わない」
また、おかずを刹那へ移そうとするロックオンを刹那は一言で精した。
ロックオンは「ちぇ」という顔をして仕方ないと自らのトレイへ移した。
それにしても相変わらずおせっかいな奴だと思う。
なぜ、ソコまでしする必要があるのかと思う。
けれども、そのおせっかいが何故だか以前ほど五月蝿く思わなくなっていた。
嬉しく感じているような気さえしてきた。
何故だろう。。。
「ぉぃ、どうした眉間に皺なんか寄せて」
どうやら、自問自答している間に顔に出ていたようだ。
「ぃゃ、なんでもない・・・」
そういうと、食事を始めた。
すると、ロックオンも食事を再開した。
ロックオンの行動が気になる。。。
近くで見ると余計に気になる。。。
食事に集中できない。。。
ロックオンのまつげはこんなに長かっただろうか。。。
指もしなやかで綺麗だ。
人の事を「可愛い」といっていたが、ロックオンの方が整った顔をしているのではないだろうか。。。
考え始めると思考が止まらない。
「なんだ、刹那?俺の顔に何か付いてるか?」
どうやら、食事もせずにボーッとロックオンを見ていたようだ。
それに気づくと何故か急に恥かしくなってきた。
「・・・別に、何も・・・」
それしか言葉が出なかった。
自分はなにをやってるんだろう。
自分で自分がわからない。
タダわかる事は彼、ロックオンから目が話せなくなっている自分が存在し始めているという事。
何がどうなっているのか自分でも分からなくなっていた。。。
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なにがなんだか。。。
もう本当にスミマセン。。。
刹那がなかなか私の中で動いてくれません。。。orz
もどかしいです。
自分にもっと文章力があればとおもわされました。。。